那須インタープリテーション全体計画-vol.4

那須IPチームがほぼ組み立てを行った第4回ワークショップは今まで行ってきたワークショップの総括となるワークショップとなりました。これまでの活動を振り返りながら、未来に向けた新たな一歩をみんなで考える場となったワークショップの様子をご紹介します!

今までの総括と今後の活動を共有
テーマと目標

実は前回のワークショップで集まったテーマ案をまとめる際に、たくさん集まった資源のことに集中するあまり、まとめたテーマがテーマとして成り立つものではないと気づいたんです。そのためもう一度テーマとは何かをみんなで考え直して、その上でテーマを再構築するという大胆な作業にに踏み切ることにしました。そうやって出来た再構築後のテーマをみんなに見てもらい、しっかりとみんなの意見が反映されているテーマになっているかを確認することが最大の目標でした。そしてこの4回目のワークショップですべてが終わりではなく、このインタープリテーション全体計画の意味をもう一度捉え直してもらって、ここがスタート地点となるということを理解してもらうことが第4回ワークショップの狙いです。

ワークショップの流れ

これまでの活動と今後のアクション
過去の活動をみんなで共有することで、全体の流れを改めて確認しました。何を作るために何をしてきたのかを改めて共有しました。そして参加者に具体的なアクションを提示することで、引き続き主体的に関わってもらう意識を高めました。

 

テーマの再構築の説明
 再構築して出来上がったテーマの説明を行い、参加者の意見が総括的に反映されていることを再確認しました。

 

インタープリテーションの理解を深める
 ミニワークを通じて、インタープリテーションを行う上で重要なことについての意見を交換し、理解を深めました。

 

具体的な活用法とプロジェクトのディスカッション
収集したアイデアを基に、今後の活用方法やプロジェクトの具体案について議論しました。

成果と気づき

今回のワークショップでは、多くの成果が得られました。参加者同士の交流が深まり、一体感がさらに強まったこと。そして、具体的なアクションプランやアイデアがたくさん集まったこと。何よりも、インタープリテーションという考え方への理解が深まったことが大きかったです。

これからの展望

実は、このワークショップにはもう一つの裏目標がありました。それは、「これが最終回だと思わせない」ということです。この活動が次につながるステップであることを感じてもらうため、今後の具体的なアクションプランもしっかり提示しました。「これからも一緒にやっていこう!」という想いが参加者全員に伝わったと思います。そして、那須IPチームとして自律的に活動していける基盤づくりにも力を入れました。

事務局からのメッセージ

第4回目のワークショップを終えて、これからの那須の可能性を改めて感じています。これまでの積み重ねは、決して点で終わらせるものではなく、これから私たちが描く大きな絵の、一つの大切な線になるはずです。

 

今回のワークショップで見えてきたのは、那須の魅力を伝えるという私たちの挑戦が、単なる観光振興や地域おこしではないということ。私たちは、この地域の本質的な価値を次の世代に伝える、そんな使命を感じています。

 

これからは、机上の議論から一歩踏み出し、具体的な行動で那須の魅力を紡いでいきます。一人一人の想いを大切にしながら、チームとして前に進んでいく。そんな覚悟を、このワークショップで共有できました。

 

那須には、まだ語られていない物語がたくさん眠っています。私たちは、その物語を丁寧に掘り起こし、新しい形で伝えていく。そうすることで、この地域の未来を少しずつ、でもしっかりと切り開いていきたい。そんな思いがさらに深まっていきました。

 

まだ道半ばですが、私たちの挑戦はこれからです。一緒に那須の未来を創っていく、その第一歩を踏み出す。そんな、わくわくする決意を新たにした、意義深いワークショップとなりました。

主催:一般社団法人 那須町観光協会(那須町DMO)
事務局:栃木アウトドア事業振興会BERGTOAD